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[GGW3.2.1/GGH4.X] マウスのホイールボタンをドラッグして,GG上で動作するアプリケーションの外側でボタンを離したところ,スクロール状態が止まらない.

技術ノート
2012/09/21

[番号]
技術ノート KGTN 2012090701

[現象]
[GGW3.2.1/GGH4.X] マウスのホイールボタンをドラッグして,GG上で動作するアプリケーションの外側でボタンを離したところ,スクロール状態が止まらない.

[説明]
GO-Global for Windows は,サーバ上で動作するアプリケーションとクライアント上で動作するアプリケーションが,画面上に同じように表示されるルースウインドウ方式を採用しております.ルースウインドウ方式では,画面上でのマウス操作の情報を,状況に応じてサーバ側とクライアント側へ送信する必要があり,サーバ上で動作するアプリケーションのウインドウ上にマウスポインタがあればサーバ側へ,クライアント上で動作するアプリケーションのウインドウ上にマウスポインタがあればクライアント側へマウス操作の情報を送信します.

GGサーバで動作するアプリケーションのウインドウ上でマウスのホイールボタンをドラッグを開始し,その外側でボタンを離した場合, 「ボタンを離した」 というマウス操作の情報はGGサーバではなく,上記動作仕様に基づいてクライアントへ送信されます.この結果,GGサーバに 「ボタンを離した」 というマウス操作の情報が届きませんので,スクロール状態が止まらないという状況が発生します.しかし,これはGGの処理方式に基づいた正常な動作 (仕様) です.

スクロール状態を止めるには, GG上で動作するアプリケーションのウインドウ上でマウスのホイールボタンをクリックして下さい.この操作により,サーバ側へ 「ボタンを離した」 というマウス操作の情報が送信され,スクロールが終了します.

補 足
どうしてもGG上で動作するアプリケーションの外側でマウスのホイールボタンを離したいという場合は,GGのクライアントフレーム機能を併用して下さい (技術ノートKGTN#2011090201参照) .この機能を利用すると,デスクトップと同じサイズのクライアントフレームが表示され,その中にGG上で動作するアプリケーションのウインドウが表示されますので,アプリケーションのウインドウ外でマウスのホイールボタンを離しても,サーバ側へ 「ボタンを離した」 というマウス操作の情報が送信されます (注:クライアントフレームを移動させ,その外側でマウスのホイールボタンを離した場合は, 「ボタンを離した」 というマウス操作の情報は送信されません) .なお,クライアントフレームのウインドウタイトルの分だけ,描画領域が若干狭くなります.

ファイル

KGTN2012090701.pdf (381 KB) kitasp 技術センター, 2012/09/22 03:33