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[VM] P2V (Physical to Virtual) ツールの適用実績があるか?

技術ノート
2012/12/18

[番号]
技術ノート KGTN 2012022202

[現象]
[VM] P2V (Physical to Virtual) ツールの適用実績があるか?

[説明]
P2V (Physical to Virtual) ツールを適用してGGをご利用のユーザ様が存在するかもしれませんが、しかし弊社にはそのような情報は入っておりません.海外の事例についても, GraphOn社には特に情報は入っておりません.なお,GraphOn社に 「何か役立つ情報を持っているか?」 と問い合わせたところ,P2Vを使用した経験が無いため,それに関する情報は無いとのことでした.

補 足
日本国内の大規模ユーザ様で P2V での移行を行おうとした事例があります.現行本番サーバに P2V を適用するところまではスムーズに作業が進みましたが,移行したサーバを起動したところドライバや監視ツールに絡むエラーが非常に多く発生しました.サーバ構築に熟練した技術者がエラーの解消を試み,約1日を要してエラーが発生しない状況にすることが出来ました (注:ドライバや監視ツールを削除する度にサーバの再起動が必要です.さらにディスクドライバではRAID,ネットワークドライバではTeamingが絡むので非常に厄介です) .しかし,この作業は経験と勘と運を頼りにしており,再度同じ作業を行っても同じサーバが構築出来る可能性は極めて低いと考えられます.つまり偶然構築出来たサーバで,かつメーカーのサポートも受けられない状況ではあまりにリスクが高く,結局 P2V での移行を断念しました.

ファイル

KGTN2012022202.pdf (76.2 KB) kitasp 技術センター, 2012/12/19 06:20