プロジェクト

全般

プロフィール

パケット損失率 (パケットロス) はどの程度まで許容されるのか?

技術ノート
2010/03/05

[番号]
技術ノート KGTN 2010022410

[現象]
パケット損失率 (パケットロス) はどの程度まで許容されるのか?

[説明]
通信事業者のIP通信サービスが満たすべき国際標準規格 (Y.1541) では,上限が 0.1% と規定されています.また,某キャリアの国内バックボーンの月間平均パケット損失率は0.3% 以下とSLAで規定されています.さまざまな条件を考慮しても,パケット損失率が例えば3%を超えているようであれば正常なネットワークとは言えません.

GGはマウスの情報やキーボード入力をクライアントからサーバへ常に送信し,その結果としての描画命令等をサーバからクライアントへ送信します.パケット損失率が高い回線でGGが使用された場合,マウス操作やキーボード入力の反応が遅れたり,クライアント上への描画に非常に時間がかかったりします.最悪のケースでは,サーバとクライアント間の要求/応答が極度に遅れ,このことにより回線異常としてセッションが切断される可能性もあります.GGはこのようなパケット損失率が高い環境での動作は保証することが出来ませんので,パケット損失率は高くでも1%程度であることを確認して下さい.

ファイル

KGTN2010022410.pdf (64.4 KB) kitasp 技術センター, 2010/03/05 22:44