プロジェクト

全般

プロフィール

[GGH4.0] セッション再接続機能を利用し,クライアントAからクライアントBへセッションを引き継いだ場合,環境変数 CLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS の値は引き継いだ方の値になるのか?

技術ノート
2011/10/06

[番号]
技術ノート KGTN 2011072902

[現象]
[GGH4.0] セッション再接続機能を利用し,クライアントAからクライアントBへセッションを引き継いだ場合,環境変数 CLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS の値は引き継いだ方の値になるのか?

[説明]
GGH-4.0.1.10357 の仕様では,セッションを引き継ぐ前のクライアント (つまりクライアントA) の環境変数 CLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS の値が引き継がれます.現在,GraphOn社にクライアントBの各値が設定される動作になるよう,機能要求を行っている状況です.

補足1
GGH-4.0.1.10784 (Patch 3) で環境変数 CLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS の値が,再接続したクライアント (つまりクライアントB) の値になるように仕様が変更されました.

補足2
コマンドプロンプト (DOS窓) 等を引き継いだ場合は,そのプロセス固有の環境変数の中に引き継ぐ前のCLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS の値が保持されていますので,引き継ぐ前の値になります.GGの互換性機能を使用し GetClientComputerName関数 でクライアントのコンピュータ名を得る場合についても同様です.

補足3
コマンドプロンプト (DOS窓) 等から新たなプロセスを生成した場合, GGH-4.0.1.10784 (Patch 3) では引き継ぐ前の値が CLIENTCOMPUTERNAME と CLIENTCOMPUTERADDRESS に設定されますが, 次期リリースより 2011年12月またはそれ以降のリリースで引き継いだ後の値が設定されるように仕様が変更されます (GraphOn社の内部ビルド 11051 で動作を確認しました) .これは, Ver3.2.1 の仕様に合わせるための仕様変更です.

ファイル

KGTN2011072902.pdf (69.1 KB) kitasp 技術センター, 2011/10/06 09:42