プロジェクト

全般

プロフィール

GGNetworkCheck とはどんなツールなのか?

技術ノート
2011/03/08

[番号]
技術ノート KGTN 2011030201

[現象]
GGNetworkCheck とはどんなツールなのか?

[説明]
GGのサーバ側とクライアント側で動作させるプログラムで,クライアント側主導でTCP/IPのヘルスチェック (接続性確認) を行います.クライアント側は所定の秒数でPINGメッセージを送信し (ログに記録も残します) ,サーバ側はPINGメッセージを受信するとログに記録するとともに,応答メッセージをクライアント側に送信します.クライアント側は応答メッセージを受信すると,その情報をログに記録します.所定秒数内に相手からのメッセージが届かない,またはTCP/IPレベルでコネクションが切断された場合は,エラーとしてログに記録されます.この2つのログ (クライアント側とサーバ側) を付き合わせることで,ネットワークの状況を確認することが出来ます.

GGNetworkCheck は, GMService との併用で自動監視が出来るように,コンソールアプリケーションとして作成されています.GGNetworkCheck は,1つのプログラムの中にサーバ機能とクライアント機能の両方を持っており,逆方向のヘルスチェックも簡単に行うことが出来ます.さらに,サーバ機能は 「多」 クライアントからの同時アクセスも可能な実装になっています.

設定ファイル
設定ファイル GGNetworkCheck.ini の default セクションで,以下のパラメタを設定して下さい.

設定項目 説明 mode S = サーバとして起動 / C = クライアントとして起動 host サーバのIPアドレス(IPv4 / IPv6) port サーバの待受けポートの番号 interval ヘルスチェックの間隔(秒) repeat ヘルスチェックの回数(注:-1は無限回) sleep コネクション切断後の再チェックまでの間隔(秒) clTimeout クライアント時の送受信のタイムアウト時間(秒) svTimeout サーバ時の送受信タイムアウト時間(秒)
注:clTimeout +5秒以上を指定すること logd ログを保存するフォルダ(絶対パス) prefix 送信メッセージの先頭に付加する文字列 clTimeAdj ログに記録されるクライアント時間の微調整(±3600秒まで) svTimeAdj ログに記録されるサーバ時間の微調整(±3600秒まで)
設定項目は,下記のコマンドの引数で上書きすることが出来ます.

設定項目 説明 -s サーバとして起動 -c クライアントとして起動 -h address サーバのIPアドレス(IPv4/IPv6) -hp port サーバの待受けポートの番号 -i sec コネクション切断後の再チェックまでの間隔(秒) -r times ヘルスチェックの回数(注:-1は無限回) -l dir ログを保存するフォルダ(絶対パス) -x msg 送信メッセージの先頭に付加する文字列
同じ設定ファイルGGNetworkCheck.ini を使用し,サーバ側では

C:¥GraphOn¥Tools> GGNetworkCheck ?s

で起動し,クライアント側では

C:¥GraphOn¥Tools> GGNetworkCheck ?c

で起動することが出来ます.この方法を行うことで,サーバ側とクライアント側の設定が矛盾する等の問題を避けることが出来ます.特に必要がない限り,同じ設定ファイルを使用するようにして下さい.

ログファイル
クライアント側のログファイルの読み方は,以下の通りです.

正常な場合

[2011-03-05 00:00:17] Test#1 CL@00:00:17 ->
[2011-03-05 00:00:17] Test#1 CL@00:00:17 -> SV@00:00:20 -> CL@00:00:17 (46ms)

クライアントが00:00:17にヘルスチェックのパケットを送信し,サーバが00:00:20 (サーバ側の時計での時刻です) に受信し,その応答がクライアントへ00:00:17に届いたことを意味します.応答までに要した時間は46ミリ秒です.

2.遅延した場合

[2011-03-05 00:01:22] Test#1 CL@00:01:22 ->
[2011-03-05 00:01:27] Test#1 CL@00:01:22 -> SV@00:01:30 -> CL@00:01:27 (4766ms)

クライアントが00:01:22にヘルスチェックのパケットを送信し,サーバが00:01:30 (サーバ側の時計での時刻です) に受信し,その応答がクライアントへ00:01:27に届いたことを意味します.応答までに要した時間は4766ミリ秒です.

3.障害が発生した場合

[2011-03-05 00:04:21] Test#1 CL@00:04:21 ->
[2011-03-05 00:04:32] ERROR: recv('192.168.102.198','8491') -> Failed

クライアントが00:04:21にヘルスチェックのパケットを送信したものの,それに対する応答がサーバから届かなかったことを意味します.サーバ側にこのパケットが届いているかどうかは,サーバ側のログで確認することが出来ます.可能性としては, 1) クライアントは送信したがサーバに届いていない, 2) サーバ側に届いて応答も送信したがクライアントに届いていない,の2つのパターンがあります.

4.その他

[2011-03-05 00:01:15] CLIENT Timeout = 10sec
[2011-03-05 00:01:15] INFO: socket('192.168.102.198','8491') -> Connected

サーバと接続出来た場合は,上記ログが記録されます.

[2011-03-06 01:05:21] ERROR: connect('192.168.102.198','8491') -> Failed

サーバと接続出来なかった場合は,上記ログが記録されます.

ファイル

KGTN2011030201.pdf (146 KB) kitasp 技術センター, 2011/03/09 07:41