プロセスが子プロセスを生成し,自分自身は直ちに消滅するケースで,セッションが切断される.
技術ノート
2010/02/02
[番号]
技術ノート KGTN 2010020201
[現象]
プロセスが子プロセスを生成し,自分自身は直ちに消滅するケースで,セッションが切断される.
[説明]
この現象は,PW (Program Windows) を利用せず,アプリケーションを直接起動する場合に発生します.プロセス (親プロセス) が子プロセスの生成の完了を待たずに消滅した場合,GGレベルでは最後のプロセス (親プロセス) が消滅したと認識され,その結果GGはセッションを切断します (具体的な処理の流れは下記のAPSログをご覧下さい) .この問題を解消するには,プロセスが存在しない空白時間を作らないよう,
PWを使用する.
子プロセスの生成の完了を待って親プロセスを消滅させる.
親プロセスおよび子プロセスを監視するプロセスを作成する.
等の方法が考えられます.
13:29:41.437 Administrator on Ad-client01, pw (3252) Launched "Sample1."
13:29:52.703 Administrator on Ad-client01, SAMPLE1 (1184) CS: Application disconnected.
13:29:52.734 Administrator on Ad-client01, aps (1184) Process #3288 (SAMPLE1.exe) stopped ...
13:29:52.765 Logon5 on Ad-client01, Logon (3220) Initiating logoff in response to a request to close the session.
13:29:53.109 Administrator on Ad-client01, aps (1184) Process #3320 (SAMPLE2.EXE) started ...
13:29:53.140 Logon5 on Ad-client01, Logon (1184) CS: I/O event (pipeWrite).