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クラスタマネージャの “All Servers” を見ると,同一ユーザが異なるサーバに存在している.

技術ノート
2011/02/09

[番号]
技術ノート KGTN 2011020903

[現象]
クラスタマネージャの “All Servers” を見ると,同一ユーザが異なるサーバに存在している.

[説明]
通常考えられる状況としては,以下の2つのケースがあります.

同じユーザが実際に異なるサーバにログインしている.
リストの更新タイミングの問題で異なるサーバに同時にログインしているように見える.

上記1のケースでは,ユーザが最初サーバにログインして,何らかの理由で 「セッションが保持された状態」 でサーバとのコネクションが切断され,ユーザが改めて (ロードバランサの振り分け機能等により) 別のサーバにログインしたシナリオが考えられます.このケースでは,それぞれのサーバ上に実際にセッションが存在するかどうかをチェックし,存在すればこのケースに該当します.

上記2のケースでは,ユーザが最初サーバにログインして, 「セッションが保持されない状態」 でサーバとのコネクションが切断され,ユーザが改めて (ロードバランサの振り分け機能等により) 別のサーバにログインしたシナリオが考えられます.最初のサーバがログオン状況を定期的にクラスタマネージャに通知しますが,その通知がクラスタマネージャに届かなかったか,または届くいてもクラスタマネージャの画面更新までに時間がある場合,このような表示になります.このケースでは,それぞれのサーバ上に実際にセッションが存在するかどうかをチェックし,1つしか存在しなければこのケースに該当します.

補 足
このような状況が発生した場合,同一ユーザが存在している各サーバ上でクラスタマネージャを起動し, “All Servers” の状態をチェックして下さい.結果が同じであれば,それぞれのサーバ上にセッションが存在すると考えられます.結果が異なれば,タイミングの問題と考えられます.どちらの場合も,スクリーンショットと時刻(日付の時刻のプロパティ) の採取をお願いします.APSログと突き合わせる場合,これらの情報が必要になります.

ファイル

KGTN2011020903.pdf (66 KB) kitasp 技術センター, 2011/02/09 11:40