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メモリダンプ (BSOD) が発生した後,再起動時にメモリ不足等のエラーが発生する.

技術ノート
2010/01/28

[番号]
技術ノート KGTN 2010012801

[現象]
メモリダンプ (BSOD) が発生した後,再起動時にメモリ不足等のエラーが発生する.

[説明]
メモリダンプが発生した時,Windows はその情報をファイルシステムではなく,ディスクセクタに直接書き込みます (注:これはファイルシステム等が破壊された場合でも,正しく情報が記録できるようにするためです) .ディスクセクタへの書き込みが完了し再起動が行われると,初期段階でディスクセクタへ書き込まれた情報をファイルシステムへコピーする処理が行われます.この処理では多量のメモリを使用しますので,メモリを多く必要とするアプリケーションがこの間に起動されると,メモリ不足等のエラーが発生することがあります.従って,これはメモリダンプ発生直後の再起動時に限り発生するエラーですので,運用上特に問題がなければ無視して頂いて構いません.もし問題となる場合は,当該アプリケーションの起動を遅らせる,あるいは再起動をもう一度行う等の処理を行って下さい.

ファイル

KGTN2010012801.pdf (57.5 KB) kitasp 技術センター, 2010/01/28 11:33