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[GGH4.X] クライアントプリンタ機能の Universal Printer Driver と Windows Printer Driver は,スプールファイルの流れ (印刷ジョブの流れ) は同じか?

技術ノート
2010/12/15

[番号]
技術ノート KGTN 2010121502

[現象]
[GGH4.X] クライアントプリンタ機能の Universal Printer Driver と Windows Printer Driver は,スプールファイルの流れ (印刷ジョブの流れ) は同じか?

[説明]
いいえ,異なります. Universal Printer Driver では,Ver3.2系と同じようにサーバ側でスプールファイルが生成され,それがまとめてクライアントへ転送され,クライアントは受け取ったスプールファイル (正確にはPDFファイル) を Adobe PDF Library を使って物理的なプリンタへ出力します. Windows Printer Driver では,サーバ側でスプールファイルが生成されると同時に, 「並行して」 クライアントの物理的なプリンタへ (スプールファイルが) 転送&蓄積されます.

参 考
Excel のシート500ページ分を印刷した時の,各処理のタイミングとデータ量は以下の通りです.なお,ドキュメントの種類や内容,プリンタの機種やドライバのバージョンに依存しますので,単なる一例としてご理解下さい.

[Universal Printer Driver]
1) サーバ側プリンタの処理のタイミングとスプールファイルの大きさ
  00:00 ~ 00:01, 11.6MB
2) ネットワーク上のデータ量
1.3MB
3) クライアント側プリンタの処理のタイミングとスプールファイルの大きさ
00:01 ~ 00:20, 237MB (注:PDFファイルの印刷に時間がかかります)

[Windows Printer Driver]
1) サーバ側プリンタの処理のタイミングとスプールファイルの大きさ
00:00 ~ 00:04, 8.6MB
2) ネットワーク上のデータ量
79MB
3) クライアント側プリンタの処理のタイミングとスプールファイルの大きさ
00:00 ~ 00:04, 265MB (注:サーバ側と並行して蓄積が行われます)

ファイル

KGTN2010121502.pdf (64 KB) kitasp 技術センター, 2014/02/07 16:05