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[GGH6.X] Windows Server 2019 の環境でサーバー側IMEが動作しないそうだが、今後どのようになるのか?

技術ノート
2021/04/26

[番号]
技術ノート KGTN 2021011201

[現象]
[GGH6.X] Windows Server 2019 の環境でサーバー側IMEが動作しないそうだが、今後どのようになるのか?

[説明]
GraphOn社の開発責任者からのコメントは次の通りです。

Windows Server 2019 環境等でサーバー側IME が上手く動作しない問題について、私たちは継続的に
取り組み解決に向けて最善の努力を払っております。しかしながら技術的に非常に難しい問題であること
も判明しております。この件について私たちは別の考えも持っています。ユーザーがローカルで使用する
IME とGG 上で使用するIME が異なることは操作や機能上の混乱等を招く可能性があり、サーバー側
IME を使用することが最善の方法ではないと思います。理想的な解決策は、ユーザーがローカルアプリケ
ーションとリモートアプリケーションの両方で同じIME を使用できるようにすることだと考えます。
クライアント側IME の現在の実装は、この目標を達成していないと理解しています。ユーザーはローカル
のIME をGG 上で使用することができますが、GG 上のアプリケーションではローカルアプリケーションとは
非常に異なる動作をします。具体的には、ユーザーがテキストを入力する場所から離れた画面の左上隅
にIME のウィンドウが開きます。
私たちは、クライアント側IME 機能を改善するためのいくつかのオプションを検討してきました。最新の
6.1.1 リリースでは HostProperties.xml ファイルの設定を変更することで有効にすることができる、クラ
イアント側IME のいくつかの改善のプロトタイプがあります。これらの改良により、ユーザーがテキストを入
力するアプリケーションの領域にIME ウィンドウが開きます。プロトタイプの実装では、IME ウィンドウが
100%正しい位置に配置されませんし、テキストが入力されているアプリケーションウィンドウの右側にIME
ウィンドウがはみ出してしまうこともあります。また、ローカルIME のようなワードラップもサポートしていませ
ん。しかし、ほとんどの一般的なアプリケーションの利用では、クライアント側IME はローカルアプリケーシ
ョンの場合と同様に、GG 上のアプリケーションでも近い動作になります。
この新しいクライアント側IME のプロトタイプをスタートとして、より使い勝手の良い仕様に改良を図ってま
いります。

ファイル

KGTN2021011201.pdf (65.6 KB) kitasp 技術センター, 2021/04/26 16:52