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[ExPack] 拡張パックの GGEasyPrintSpooler とはどのようなプログラムなのか?

技術ノート
2020/08/14

[番号]
技術ノート KGTN 2020033001

[現象]
[ExPack] 拡張パックの GGEasyPrintSpooler とはどのようなプログラムなのか?

[説明]
GGEasyPrintSpooler は、クライアント印刷機能や通常の印刷処理を担う 「印刷スプーラー」 の負荷を監視し、高負荷で処理が進まない状況が発生していると考えられる時に、印刷スプーラーを再起動することで障害の復旧を試みるプログラムです。印刷スプーラーが高負荷かどうかの判断は次の2つで行い、この何れかの状況が発生した時、印刷スプーラーを再起動します。

1. プリンターの数え上げが所定の時間を超えた場合
2. 印刷スプーラーのCPU使用率が高く、かつその状態が長く続いている場合

印刷スプーラーの再起動が行われた場合は、GGを利用しているセッションは維持されますが、印刷時のプリンター選択画面からクライアント側のプリンターが表示されないようになります (つまりクライアント側のプリンターへ印刷出来ません) 。この場合は、一旦ログオフし、再度ログオンすることでクライアント側のプリンターを選択出来るようになります。

設定ファイル
設定ファイル GGEasyMonitor.ini の default セクションで,以下のパラメタを設定して下さい.

設定項目 説 明
logLevel ログの出力レベル,通常は1を指定し,障害時は4を指定
logd ログファイルを出力するフォルダー
serviceName 印刷スプーラーのサービス名 (= Spooler)
maxElapse プリンターの数え上げの正常時の最長時間 (秒)
プリンターの数え上げがこの時間を超えると再起動します。
checkInterval プリンターの数え上げのチェックを行う間隔 (秒)
spoolerHigh 印刷スプーラーを高負荷とする閾値 (%)
spoolerHmax 印刷スプーラーの高負荷状態を許容する時間 (秒)
logLoadMinC CPUの負荷がこの値 (%) を超えるとログに記録
logLoadMinS 印刷スプーラーの負荷がこの値(%)を超えるとログに記録
maxEnumPrt ログに記録するプリンター一覧のプリンターの最大数 (1-256)
testMode テストモードの使用、YES = 使用する、 NO = 使用しない
※ テストモードでは印刷スプーラーの再起動は行われませんが、再起動の条件
が満たされたことがログに記録されます。設定ファイルのパラメタを決定するため
の調査 (適切かどうか) に利用してください。

ファイル

KGTN2020033001.pdf (76.5 KB) kitasp 技術センター, 2020/08/14 19:09