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SessionVerification を 0 に変更したところ,セッションが切断されなくなった.切断の原因として,どんなことが考えられるか?

技術ノート
2010/11/24

[番号]
技術ノート KGTN 2010112501

[現象]
SessionVerification を 0 に変更したところ,セッションが切断されなくなった.切断の原因として,どんなことが考えられるか?

[説明]
SessionVerification が 1 の場合,GGクライアントは30秒毎にPING (要求) パケットをGGサーバへ送信し,GGサーバはこの30秒毎のパケットを受信すると,PING (応答) パケットをGGクライアントへ送信します.GGクライアントおよびGGサーバは,30秒毎のPING (要求または応答) パケットが続けて2回相手から届かなかった時,通信障害が発生していると認識しセッションを切断します.

従って,原因としては 1) OS (Windows) の問題等によりPINGパケットを送信出来なかった, 2) CPUの過負荷やスワップアウトの多発等によりPINGパケットの送信に著しく時間を要した, 3) クライアント〜サーバ間のネットワーク (機材) で障害が発生しPINGパケットが配送されなかった,などが考えられます.

参 考
ある案件では,特定のシステムのみセッションの切断が発生し,上記3が原因と推測されました.しかし,大規模なシステムということもあり,サービス開始までに障害の原因を特定することが出来なかったため,暫定処置として SessionVerification を 0 に設定して運用を開始しました.既に半年以上運用されておりますが,特に問題等は発生しておりません (注意: あくまでも事例の紹介であり, SessionVerification を 0 に設定しての運用を勧めるものではありません) .

ファイル

KGTN2010112501.pdf (67.3 KB) kitasp 技術センター, 2010/11/25 03:47