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ハードウエアロードバランサで接続先のGGサーバを動的に振り分けているが,このような環境でクライアントプリンタ機能の Cache clinet printers を使用して構わないか?

技術ノート
2010/10/26

[番号]
技術ノート KGTN 2010102701

[現象]
ハードウエアロードバランサで接続先のGGサーバを動的に振り分けているが,このような環境でクライアントプリンタ機能の Cache clinet printers を使用して構わないか?

[説明]
トータルのユーザ数 (クライアント数) にも依存しますが,一般にはハードウエアロードバランサで接続先のGGサーバを散らす環境では,クライアントプリンタ機能の Cache clinet printers を使用することは極めて危険です.

例えば,2,000人のユーザがいた場合,各GGサーバには2,000人のユーザがログオンする可能性があり,各ユーザが異なるクライアントから接続すると,少なくとも2,000台のプリンタがGGサーバ上に作成され保持されます.各プリンタはCPUやメモリを消費しますので,過度にプリンタの数が多いと Print Spooler や Windows 自体が不安定になります.このようなことから,ハードウエアロードバランサで接続先のGGサーバを散らす環境では,クライアントプリンタ機能の Cache clinet printers を使用しないようにして下さい.

ファイル

KGTN2010102701.pdf (57.5 KB) kitasp 技術センター, 2010/10/27 08:58