GO-Global for Windows

[番号]
技術ノート KGTN 2016091302

[現象]
[ExPack] 拡張パックの GGEasyPassword とはどんなツールなのか？

[説明]
プログラム・ウインドウから起動するツールで、ログオン中のドメインアカウントのパスワードを変更します。処理の内容は次の通りです。

1.「現在のパスワード」の確認
2.「新しいパスワード」への変更
3.「新しいパスワード」の反映の確認

[ボタン]
実行 ： 現在のパスワードを新しいパスワードに変更します。
中止 ： プログラムを終了します。

補　足
設定ファイル GGEasyPassword.ini の内容は、次の通りです。

[default]
logLevel = 1 ← ログレベル（9 を指定するとログが記録されます）
logd = %USERPROFILE%\Documents ← ログの出力先（フォルダ）
timeout = 30 ← コマンド実行のタイムアウト時間（秒）
execMode = 1 ← 1: API を使用, 2: 下記コマンドを使用
command = C:\...\psexec64 -u gg-ad0\Administrator -p xxx net user %s %s /domain ← パスワード変
更のコマンド、最初の%s がユーザーID，次の%s が新しいパスワードで置き換えられます。

項目 command は次の形式で指定して下さい （注：execMode = 1 の場合は特に指定する必要はありません） 。 <domain\admin> はドメイン管理者のアカウントで、 <password> はドメイン管理者のパスワードです。この項目は GGEasyPassword が起動されると、自動的に暗号化されますので、パスワード等を指定してもユーザーにそれらの情報が分かることはありません。念のため、設定後に GGEasyPassword を起動し、この項目 （値） が暗号化されたことをご確認下さい。

command = C:\...\psexec64 -u <domain\admin> -p <password> net user %s %s /domain

パスワードの変更処理はパスワードを変更するAPIを使って行いますが、環境によっては管理者権限を必要とする場合があります。そのような環境では、設定ファイルの項目 execMode で 2 を指定して下さい （注：execMode = 1 で試して上手く動作しない場合に2を指定して下さい） 。なお、ワークグループ環境では末尾のパラメタ /domain を削除して下さい。