GO-Global for Windows

[番号]
技術ノート KGTN 2016081903

[現象]
[GGH5.X/ExPack] 拡張パックの GGEasyMonitor をバージョン2.1.Xから2.2.Xへアップグレードする手順は？

[説明]
GGEasyMonitor バージョン2.1.Xから2.2.Xへのアップグレードの手順は，次の通りです．

1. 設定ファイル GGEasyMonitor.ini のバックアップ
2. スタートメニューの “2) サービスを停止”の実行
3. スタートメニューの “6) アンインストール”の実行
4. バージョン2.2.X のインストール
5. バックアップした設定ファイル GGEasyMonitor.ini のコピー （復元）
6. 下記の設定作業 （クライアント情報の採取関連の設定） の実行
7. スタートメニューの “1) サービスを開始”の実行

[設定作業：GGの設定ファイルの修正]
サーバー側から見たクライアントのIPアドレスを得るため， HostProperties.xml　の下記の項目に true を設定して下さい．なお，この作業はサービス GGAPS を停止した状態で行って下さい．

<property id="NetworkAddressEnvVarEnabled" group="ClientAccess" type="BOOL">
<value>true</value>
</property>

[設定作業：グローバル・ログオンスクリプトの登録]
クライアントの情報を取得し，それらの情報を作業ファイル （GGEasyMonitorClientInfo-Data.ini） に記録するため， logon-gem-ci.bat をグローバル・ログオンスクリプトとして登録して下さい．次に，管理者権限で GGEasyMonitor-Files.bat を実行し，作業ファイルに必要なアクセス権を設定して下さい．

補　足
GGEasyMonitor バージョン2.2.Xで追加された主なファイルおよびリリースノートは次の通りです．

[2016-09-08: 2.2.2]
* ドメイン名付のユーザーID を管理する機能を追加しました．
ファイル GGEasyMonitorClientInfo.ini で "includeDomain = YES" を指
定するとこの機能が有効になります．なお，この指定を行った場合は，必
ず "cbkIgnoreDomain = NO" を指定して下さい．
* 振分け処理で，ユーザー名のみの場合に自動的にドメイン名を付加する機
能を追加しました．"cbkDefaultDomain = <ドメイン名>" を指定して下さ
い．
* 管理画面の項目 sessionName と userName を小文字表示に変更しました．

[2016-09-05: 2.2.1]
* ユーザーID を指定しない時に表示されるログオン画面で，"desktop=true" 
等のパラメタが引き継がれない問題を修正しました．
* 監視機能で snapshot.html へアクセスすると，ログファイルへXML データ
のスナップショットを採取する機能を追加しました．これは障害解析等の
ための機能です． 詳細については KGTN#2016082304 と KGTN#2016082403
をご覧下さい．
* 下記の設定項目は，同じパスを指定する必要があります．何れか一方が指
定されている場合は，その値を参照するように修正しました．
GGEasyMonitor.ini : smsClientInfo
GGEasyMonitorClientInfo.ini : dataPath
推奨値は C:\kitASP\GGEasyMonitor\GGEasyMonitorClientInfo-Data.ini
です．
* 多重ログオンのチェック時にドメイン名を無視する機能を追加しました．
下記パラメタで YES を指定することでこの機能が有効になります．なお，
既定値は YES です．(技術ノート KGTN#2016090501 を参照）
cbkIgnoreDomain = YES

[2016-08-19: 2.2.0]
* GGEasyMonitorClientInfo.exe を追加し，クライアントのコンピューター
名やIP アドレスを表示するように機能追加しました．"logon-gem-ci.bat" 
をグローバル・ログオンスクリプトとして登録する必要があります．これ
らの情報が非表示で構わない場合は，ログオン時の"logon-gem-ci.bat"の
起動は不要です．(技術ノート KGTN#2016081903 を参照）