[GGH4.X-5.X/ExPack] 拡張パックの GGHealthCheck2 とはどんなツールなのか?
技術ノート
2015/12/17
[番号]
技術ノート KGTN 2015111101
[現象]
[GGH4.X-5.X/ExPack] 拡張パックの GGHealthCheck2 とはどんなツールなのか?
[説明]
ロードバランサのヘルスチェック機能 (TCP/IPレベル) でGGのポート491を監視した場合,GGは接続要求を検出した時点で様々なリソースを確保します (注:これは一斉ログオン等の高負荷な処理をさばくための仕様です) .しかし,ロードバランサはGGのプロトコルを喋りませんので,コネクションが切断されるまで,それらのリソースが確保され続けます.一斉ログオン時に,複数台のロードバランサがヘルスチェック機能 (TCP/IPレベル) を行うと,それがパフォーマンスに影響を与える可能性があります. GGHealthCheck2 は,このような問題を解決するために作成しました.
GGHealthCheck2 は,定期的にGGサーバーの稼働状況を (GGのプロトコルを通して) チェックし,その状況を記録します.ロードバランサのヘルスチェック機能 (TCP/IPレベル) 等により, GGHealthCheck2 の待ち受けポートにアクセスがあると,以下のようなウエッブドキュメントを返します.2行目がGGサーバーの最新の稼働状況を示しており, UP が正常を意味し, DOWN が異常を意味します.
設定ファイル
設定ファイル GGHealthCheck2.ini の default セクションで,以下のパラメタを設定して下さい.
設定項目 | 説 明 |
logLevel | ログの出力レベル,通常は1を指定し,障害時は4を指定 |
logd | ログファイルを作成するフォルダ(省略可) |
aps | APSのポート番号(既定値は491) |
interval | APS監視の間隔の秒数(既定値は30) |
timeout | APS監視のタイムアウトの秒数(既定値は30) |
port | GGHealthCheck2 の待ち受けポートの番号(既定値は8491) |
shutdownSleep | shutdown() 実行までの遅延設定(既定値で可) |
closeSleep | closesocket() 実行までの遅延設定(既定値で可) |
導入方法
インストーラー (GGHealthCheck2-Setup.exe) でのインストールが完了した後,スタートメニューの 「GGHealthCheck2 → 3) フォルダを参照」 を選択し,表示されたフォルダに拡張パックのライセンスファイルをコピーして下さい.次にスタートメニューの 「GGHealthCheck2 → 1) サービスを開始」 を選択し, GGHealthCheck2 のサービスを開始して下さい.