[GGH4.X-5.X] GGEasyMonitorConnectionCheck とはどんなツールなのか?
技術ノート
2015/11/04
[番号]
技術ノート KGTN 2015110202
[現象]
[GGH4.X-5.X] GGEasyMonitorConnectionCheck とはどんなツールなのか?
[説明]
設定ファイルまたはコマンドラインで指定したGGサーバーに対して,GGのプロトコルで接続を行い,最大セッション数と現在のセッション数を得るプログラムです.このプログラムが作成された背景は,ログオン中のセッションは正常に動作しているにも関わらず,新規にログオン出来ない (ログオン処理が完了しない) 現象が発生し,それを検出することを目的としたものです.
設定ファイルと起動パラメタ
設定ファイル GGEasyMonitorConnectionCheck.ini の default セクションで,以下のパラメタを設定して下さい.
なお,拡張パックのライセンスが無い場合は,項目 rxpAddr の値に関わりなくGGサーバーのIPアドレスとして 127.0.0.1 が設定されます (つまり外部のGGサーバーの監視は出来ません) .
設定項目 | 説明 |
logLevel | ログの出力レベル,通常は1を指定し,障害時は4を指定 |
logd | ログファイルを作成するフォルダ(省略可) |
licFile | 拡張パックのライセンスファイルのパス(省略可) |
rxpAddr | GGサーバーのIPアドレス(既定値は127.0.0.1) |
rxpPort | GGサーバーのAPSのポート番号(既定値は491) |
timeout | タイムアウトの秒数(既定値は30) |
GGサーバーのアドレスおよびポート番号は,起動パラメタでも指定することが出来ます.
設定項目 | 説明 |
-rxpAddr | GGサーバーのIPアドレス |
-rxpPort | GGサーバーのAPSのポート番号 |
-timeout | タイムアウトの秒数(1~3600) |
プログラムの戻り値
プログラムの戻り値で,状況およびセッション数の情報を知ることが出来ます.
戻り値 | 説明 |
101 | 接続出来ない(接続処理に失敗) |
102 | 接続出来ない(タイムアウト) |
201 | アカウントの認証に失敗 |
202 | ログオン処理でタイムアウト |
999 | 内部エラー |
1000以上 | 最大セッション数×1000 + 現在のセッション数 |
標準出力
標準出力には 0 (正常) または 1 (異常) が出力されますので,この出力を取り込むことで Zabbix 等でのサーバー監視が可能となります.