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[GGH4.X-5.X] BSODが発生したが,メモリダンプのファイルを送るので解析して欲しい.

技術ノート
2015/10/01

[番号]
技術ノート KGTN 2015091501

[現象]
[GGH4.X-5.X] BSODが発生したが,メモリダンプのファイルを送るので解析して欲しい.

[説明]
先ず,GGの最新ビルドにアップグレードしてBSODが同じように発生するかどうかを確認して下さい.最新ビルドは,Windowsの更新プログラムの影響で引き起こされるBSODへの対応や,その他の原因で発生したBSODへの対応を含んでおりますので,それらに該当する場合はこのアップグレードによってBSODが解決されます.

最新ビルドでもBSODが発生する場合は,過去に報告のないBSODと考えられます (経験的に発生頻度が低いBSODは空きメモリの枯渇や他プログラムによるGGの管理情報の破壊等が考えられます) .解析作業の効率や精度を高めるため, 「GGにログオンする時に発生する」 「GGからログアウトする時に発生する」 「○月○日から発生するようになった」 etc... といった,BSODが発生する状況等をできるだけ詳しく調べて下さい (BSODが再現する手順もお願いします) . 「ダンプファイル + APS (Application Publishing Service) ログファイル + SRW (Support Request Wizard) ログファイル + ライセンスファイル + 発生状況等の詳細情報 + アンチウイルスソフトの情報」 の全ての情報が弊社に届いた段階で,GraphOn社にメモリダンプの解析を依頼します.

参 考
GGは一般のアプリケーションと異なり,Windows環境の下で独自のマルチユーザー環境を構築し,その中でユーザーが利用するアプリケーションを並行動作させるという非常に高度なシステムプログラム (ミドルウエア) です.このような特殊なプログラムであることから,GG以外の部分で問題が発生し (例:GGの管理情報の破壊) ,その影響で結果的にGGがBSODを引き起こした事例が幾つも報告されております.メモリダンプの解析作業も当然複雑となり,GGの処理内容だけでなく,アプリケーションやアンチウイルスソフト等の動作状況,Windows (カーネル) の処理内容も詳細に調査する必要があります.このため,GraphOn社の高度な知識を持つ限られた技術者が難易度の高い解析作業を1~2週間程度行わねばなりません.

メモリダンプはBSODが発生した時点での情報しか含んでおりませんので,前述の 「 (先に発生した) GG以外の部分での問題」 の情報が含まれていないこともあります.このような場合は,GGがBSODを引き起こした近傍の経緯は明らかになりますが,根本原因である 「GG以外の部分での問題」 は明らかにならないことになります.メモリダンプを解析すれば,必ず根本原因がGGの内部で見つかるというものではないことをご理解下さい.

ファイル

KGTN2015091501.pdf (70.6 KB) kitasp 技術センター, 2018/08/09 16:26