[GGH4.X-6.X] GGEasyLogon (6.2.0以降) とはどんなツールなのか?
技術ノート
2015/06/12
[番号]
技術ノート KGTN 2015060201
[現象]
[GGH4.X-6.X] GGEasyLogon (6.2.0以降) とはどんなツールなのか?
[説明]
GGのWindowsクライアントを起動するツール (一般ユーザー向け) で,事前に設定ファイルにGGサーバー毎の接続情報を登録することで,GGサーバーを一覧から選んで 「1クリックで」 接続することが出来ます.接続後は自動的に最小化状態になり,GGサーバーとの接続が終了すると自動的に復元します.
[ボタン]
接続 : 選択した接続先にログオンします.
接続状態にある場合は表示が「接続中」になります.
詳細/編集 : 接続先の詳細情報を表示します.
切断 : ログオン中のセッションを強制切断します.
新規 : 接続先を新たに登録します.
削除 : 選択中の接続先を削除します.
閉じる : プログラムを終了します.
[項 目]
接続先 : 接続先の名称を入力します.
サーバー : 接続先のサーバーのIPアドレスとポート番号を入力します.GGEasyMonitor の振り分け機能を利用する場合は,GGEasyMonitor のIPアドレスとポート番号を
指定して下さい(注:この場合はIPアドレスの前に @ を付けて下さい).
ユーザーID : ユーザーIDを入力します(省略すると接続時に入力画面が表示されます).
パスワード : パスワードを入力します(省略すると接続時に入力画面が表示されます).
アプリケーション: アプリケーションを直接起動する場合にアプリケーション名を指定します.
引 数 : アプリケーションへ渡す引数を指定します.
オプション : 接続時のオプションを選択します.
※オプションのパラメタを直接記述することも出来ます.
※下記4つのパラメタの詳細については,技術ノート KGTN#2017092101 をご覧ください.
アプリケーションの画面の幅 : GG 上で利用するアプリケーションの画面の最大の幅
アプリケーションの画面の高さ: GG 上で利用するアプリケーションの画面の最大の高さ
アプリケーションの色深度 : GG 上で利用するアプリケーションの色深度 (16 または32)
表示の拡大率 : GG 上で動作するアプリケーションの拡大率 (100~300%)
[ボタン]
登録(保存) : 編集した詳細情報を保存します.
削除 : 接続先情報を削除します.
閉じる : プログラムを終了します.
[設定ファイル]
接続先の一覧 (詳細情報) は,同じフォルダーにある GGEasyLogon.ini に保持されます.なお,セキュリティーの観点からパスワードは暗号化され,かつ他のクライアント (パソコン) で登録されたパスワードは利用することが出来ません (パスワードを入力し上書き登録して下さい) .
[WS2008R2@192.168.102.81] ‘ 接続先(名称) host = 192.168.102.81 ‘ アドレス port = 491 ‘ ポート番号 user = Administrator ‘ ユーザー名 pass = <Password> ‘ パスワード opts = -qt 0 -mx 32 ‘ その他の起動パラメタ [WS2012R2@192.168.102.61] host = 192.168.102.61 port = 491 user = Administrator pass = $$948BBA5E1AC0F6ACB589737605122B7DCDF52FC727 BDE516CB47967FAC2C917BD6C97377EF9F8DAB6CE76 984CE248003B37B3D19E9 opts =
GGのクライアントのパスは, GO-Global バージョン5の シングルユーザー・クライアントが配置されるフォルダー LOCALAPPDATA\GraphOn\GO-Global\Client およびWindowsクライアントが設定するレジストリの値から得ますが,見つからない場合や他のパスに存在する場合は,下記のように default セクションでキー gg-client にフルパスを設定して下さい.
接続先情報の追加編集の操作については, default セクションのキー readonly の値で制御することが出来ます.0の場合は全ての操作が可能,1の場合はパスワードの変更のみ可能,2の場合は全ての操作が不可能となります.
設定ファイル: GGEasyLogon.ini
[default] gg-client = C:\GraphOn\Client\gg-client.exe readonly = 0
補 足
[バージョン5.4.0]
サーバー項目で振り分けサーバー (GGEasyMonitor) を指定する場合, @<振り分けサーバー1>,<振り分けサーバー2> の形式で予備サーバーを指定できるようになりました. <振り分けサーバー1> での振り分けに失敗した場合,予備サーバー <振り分けサーバー2> による振り分けを試みます.
[バージョン5.4.2]
GGEasyLogon.exe ?auto <接続先の名称> の形式で起動することで,自動的にその接続先に接続することができます.ショートカットのリンク先に ?auto <接続先の名称> を加えることで,ワンクリックでGGサーバーに接続することができます.
[バージョン5.4.6]
GGEasyLogon.exe ?auto2 -host <接続先のIPアドレス> -port <接続先のポート番号> -user <ユーザーID> -password <パスワード> の形式で起動することで,自動的にその接続先に接続することができます.
GGEasyLogon.exe -auto2 -host 192.168.1.63 -port 491 -user Administrator -password pass.WORD -app Notepad -args text.txt -client "C:\Apps\gg-client.exe"
[バージョン6.3.0]
設定ファイルで localData = YES を指定すると, 設定ファイルが各ユーザープロファイルへコピーされそれが使用されます.コピー先フォルダーは APPDATA\kitASP です.この機能により, GGEasyLogon がシステムフォルダーにインストールされた場合でも,一般ユーザーが設定ファイルの内容を編集出来るようになります.