[GGH4.X] 拡張パックの pdfprint.exe (GGPdfPrint) とはどんなツールなのか?
技術ノート
2014/11/09
[番号]
技術ノート KGTN 2014103101
[現象]
[GGH4.X] 拡張パックの pdfprint.exe (GGPdfPrint) とはどんなツールなのか?
[説明]
UPDで生成されたPDFファイルは,クライアント側の pdfprint.exe でプリンターへ出力 (印刷) されます.GGに添付される pdfprint.exe はVeryPDF社の製品で,プリンターへ出力するという標準的な機能のみを提供します.弊社開発の pdfprint.exe (GGPdfPrint) は Adobe Reader を印刷エンジンとして使用し,GGの利用環境を意識した柔軟な機能を提供します.また,カラー/白黒・両面印刷等の設定は,クライアント側のプリンターの設定値がそのまま適用されます.
pdfprint.exe (GGPdfPrint) の動作は設定ファイル pdfprint.ini の内容によって決まりますが,この設定ファイルを各ユーザーの “マイ ドキュメント” にコピーし修正することで,ユーザー毎に異なる動作をさせることが可能です (注:マイドキュメントに設定ファイルが無い場合は, pdfprint.exe と同じフォルダーにある設定ファイルが使用されます) .設定ファイルの内容は,以下の通りです.
2014年11月現在,標準の設定 (viewerPath とviewerArg2) で動作を確認しているプログラムは Adobe Reader XI です. Adobe Reader の動作状況 (起動・印刷・終了) の認識は,プログラムの動作に強く依存しておりますので,他バージョンでの動作は保証することが出来ません.
設定ファイル
設定ファイル pdfprint.ini の default セクションで,以下のパラメーターを設定して下さい.
設定項目 | 説明 |
---|---|
logLevel | ログの出力レベル (通常は0で,障害の調査時は4を指定) |
workTime | 印刷処理のタイムアウト時間 (既定値は60秒) ※タイムアウト発生時に延長確認のダイアログが表示されます. |
viewerPath | Adobe Reader の本体のフルパス (既定値は “.PDF” に関連付けされたプログラムのフルパス) |
viewerArg2 | Adobe Reader に渡すパラメーター (通常は “/n /h /t” を指定) |
viewerPRT | 出力方法の選択 |
server : 印刷ダイアログで指定したプリンターに印刷 | |
client : クライアント側でプリンターを選択して印刷 | |
default : クライアント側の既定のプリンターに印刷 | |
save : 保存フォルダーにコピー (印刷しない) | |
プリンター名 : 指定したプリンターに印刷 | |
saveDir | 印刷せずにPDFファイルを保存する時のフォルダー (既定値は “マイ ドキュメント”) |
workDir | 作業フォルダーのパス (既定値はPDFファイルが置かれたフォルダー) |
インストール手順
インストールは,WindowsクライアントおよびActiveXクライアントのインストールフォルダに pdfprint.exe と pdfprint.ini をコピーして下さい.標準的な環境では,それぞれのフォルダは次の通りです.
1. Windowsクライアント
C:\Program Files (x86)\GraphOn\GO-Global\Client (64ビット環境)
C:\Program Files\GraphOn\GO-Global\Client (32ビット環境)
2. ActiveXクライアント
C:\Windows\Downloaded Program Files