[GGH4.X] リモートデスクトップ接続 (クライアント) を特定ユーザーにのみ公開したい.
技術ノート
2014/09/19
[番号]
技術ノート KGTN 2014091901
[現象]
[GGH4.X] リモートデスクトップ接続 (クライアント) を特定ユーザーにのみ公開したい.
[説明]
基本的には,リモートデスクトップ接続 (クライアント) のプログラム mstsc.exe にセキュリティ設定を行うことで,特定ユーザーにのみ公開することが可能です.ただ mstsc.exe は C:\Windows\System32\mstsc.exe にあるため,そのままセキュリティ設定を行うことは出来ません.下記の例では, C:\GraphOn\mstsc というフォルダを作成し,そこにコピーしセキュリティ設定を行います.
1) フォルダ C:\GraphOn\mstsc を作成する.
2) フォルダ C:\GraphOn\mstsc\ja-JP を作成する.
3) プログラム C:\Windows\System32\mstsc.exe を C:\GraphOn\mstsc にコピーする.
4) ファイル C:\Windows\System32\ja-JP\mstsc.exe.mui を C:\GraphOn\mstsc\ja-JP にコピーする.
5) コピーした mstsc.exe のプロパティを開く.
6) [セキュリティ] タブをクリックする.
7) [詳細設定] ボタンをクリックする.
8) [アクセス許可の変更] ボタンをクリックする.
9) [このオブジェクトの親から継承可能なアクセス許可を含める] ボックスのチェックを外す.
10) アクセス許可エントリ中の Users の行をクリックする.
11) [削除] ボタンをクリックする.
12) [追加] ボタンをクリックする.
13) [詳細設定] ボタンをクリックする.
14) [検索] ボタンをクリックする.
15) ユーザーまたはグループを選択する.
16) [OK] ボタンをクリックする.
17) ユーザーまたはグループの選択・ダイアログの [OK] ボタンをクリックする.
18) [オブジェクト] タブで必要な [許可] を選択する.
19) [OK] ボタンをクリックする.
20) mstsc.exe のセキュリティの詳細設定・ダイアログ中の [OK] ボタンをクリックする.
21) mstsc.exe のセキュリティの詳細設定・ダイアログ中の [OK] ボタンをクリックする.
22) mstsc.exe のプロパティ・ダイアログ中の [OK] ボタンをクリックする.
なお,上記手順は WS2008R2 の環境に準拠したものです.他のOS (WS2012R2等) では,内容や表記等が異なる可能性があります.