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GGのセッションが切断されたが,原因としてどのようなことが考えられるか?

技術ノート
2010/07/09

[番号]
技術ノート KGTN 2010070601

[現象]
GGのセッションが切断されたが,原因としてどのようなことが考えられるか?

[説明]
予期せぬGGのセッション断は,以下のような多くの可能性が考えられます.

ネットワークの問題
事例: ネットワーク機材の不具合,UDPが絡んでのネットワークの輻輳

ハードウエアの問題
事例: 集約したC:ドライブ装置の過負荷 (Windowsのパフォーマンス低下)

OS (Windows) の問題
事例: 不適切なチューニング, 連続運用による動作不安定

アプリケーションの問題
事例: 過度な描画

クライアントの問題
事例: 実メモリ不足等によるスワップの多発

その他
事例: 日本〜中国間での利用

このように,さまざま事象で予期せぬセッション断が発生する可能性がありますので,原因調査に当たっては出来るだけ広範な情報を採取&蓄積し,そしてそれらを分析して原因を絞り込むようにして下さい.

補足1
GGは標準状態で,次のアルゴリズムでコネクションの死活監視を行います: クライアントは,サーバとの接続が維持されているかを確認するために,30秒毎にgg-pingパケット (要求) を送信します.サーバは,クライアントからのgg-pingパケットを受け取ると,それに対するgg-pingパケット (応答) をクライアントへ送信します.クライアントとサーバは,それぞれ 「相手からのパケットを2回続けて受信出来ないと」 ,接続が失われたと判断しセッションを強制切断します.

補足2
コネクションの死活監視 (gg-pingパケットの処理) を無効化することも可能です.
サービスGO-Global Application Publishing Service を停止する.
レジストリエディタで,以下のレジストリ設定を行う.
HKLM¥SOFTWARE¥GraphOn¥Bridges¥1.0.0¥AppServer
SessionVerification REG_DWORD 0
サービスGO-Global Application Publishing Service を開始する.

ファイル

KGTN2010070601.pdf (82.7 KB) kitasp 技術センター, 2010/07/09 20:27