GMCheckRaw のトレース機能はどんな時に使うのか?
技術ノート
2010/06/22
[番号]
技術ノート KGTN 2010062201
[現象]
GMCheckRaw のトレース機能はどんな時に使うのか?
[説明]
Rel#1.07.01 で実装されたGMCheckRaw のトレース機能は,同プログラムとGG (APS) の通信のタイムスタンプを記録することで, 「どの処理の周辺に問題があるのか」 を突き止める時に役立ちます.例えば,GMCheckRaw コマンドを入力してから,ログファイルに
2010-06-22 13:49:02.656 -> checkServer
が出力されるまでに5秒かかったとすれば,プロセスの生成に約5秒かかったことになりますので,Windows やハードウエアに問題があると推測されます.
また, SMI_Initializeの呼出し前後の時間をチェックすることで,GGサーバへの接続に要する時間を確認することが出来ます.30秒かかったとすれば,CPUの過負荷,プロセス間通信の一時的障害,ネットワーク障害や設定ミス,Windowsの異常等が考えられます.
2010-06-22 13:49:02.656 > SMI_Initialize SMI_Initializeの呼出し前 SMI_Initialize SMI_Initializeの呼出し後
2010-06-22 13:49:04.312 <
これ以外にもローレベルな情報を採取することが出来ますので, 「正常値と比較することで」 問題解析の手掛かりとして役立てることが出来ます.