設定情報をINIファイルに保存するアプリケーションがあるが,GGにログオンするユーザ毎にこのINIファイルを切り替えたい.
技術ノート
2010/04/19
[番号]
技術ノート KGTN 2010041901
[現象]
設定情報をINIファイルに保存するアプリケーションがあるが,GGにログオンするユーザ毎にこのINIファイルを切り替えたい.
[説明]
GGの 「INIファイルマップ機能」 を利用することで,アプリケーションが参照するINIファイルを自動的に切り替えることが出来ます.以下の例では, TERATERM.INI という設定ファイルへの参照が,各ユーザのプロファイルの下の Application Data¥TERATERM.INI へ自動的に切り替わります.
各ユーザのプロファイルの下にApplication Data¥TERATERM.INI という設定ファイルを作成する.
レジストリエディタでHKLM¥SOFTWARE¥GraphOn¥Bridges¥1.0.0¥Compatibility¥INIFilePaths へ位置づける.
新規 → 文字列 でキーを作成する.
キーの名前をTERATERM.INI にする.
キーの値を %USERPROFILE%¥Application Data¥TERATERM.INI にする
レジストリエディタを閉じる
つまり,キーの名前で INI ファイルのファイル名を指定し,キーの値で参照させたいファイルのパスを指定します.
注 意
「INIファイルマップ機能」 は,アプリケーションがINIファイル用の関数GetPrivateProfileString 等を使用している場合にのみ有効です.アプリケーションが 「これらの関数を使わず」 自前でINIファイルにアクセスしている場合は, 「INIファイルマップ機能」 は適用されません.