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[GGW3.2.1/GGH4.X] GG向けにアプリケーションを開発するが,どのような点に注意すべきか?

技術ノート
2013/03/15

[番号]
技術ノート KGTN 2013031403

[現象]
[GGW3.2.1/GGH4.X] GG向けにアプリケーションを開発するが,どのような点に注意すべきか?

[説明]
GG上で動作するアプリケーションは,1台のサーバ上で複数並行して動作しますので,マルチユーザ対応でなければなりません.例えば,以下のような点に配慮する必要があります.

1) ユーザ固有の情報 (ファイルやレジストリ) を固定位置に配置しない.
  → 同じファイルに複数のユーザがアクセスすると不整合や解放待ちが発生します.
2) ビジーループ等のCPU負荷が高い処理を行わない.
  → 1ユーザの利用でもCPU負荷が100%近くになります.
3) 過度に頻繁な画面更新を行わない.
  → クライアントへ送信する画面更新データの通信量が著しく増加します.
4) 過度に凝った画面デザインにしない.
  → 1つの操作毎に描画処理が増え (平均的な) CPU負荷や通信量が増加します.
5) デスクトップの存在を前提とした処理を行わない.
  → GGの環境にはデスクトップという概念がありません.

さらに,以下のような点についても配慮する必要があります.

6) タスクトレイの機能を利用しない.
  → GGの環境ではタスクトレイが無いため操作出来ません.
   ※ GGH5.X からデスクトップの表示機能が実装されますので,タスクトレイが利用可能となる見込みです.
7) 一般的でない画面制御をしない.
  → アクティブなウインドウをZオーダーの最上位以外に配置すると描画が乱れます.

ファイル

KGTN2013031403.pdf (68.1 KB) kitasp 技術センター, 2015/06/17 13:10