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[GGH4.5] GGW3.2.1と比較して,GGH4.5はどのような高速化 (最適化) が図られたのか?

技術ノート
2013/01/16

[番号]
技術ノート KGTN 2013011601

[現象]
[GGH4.5] GGW3.2.1と比較して,GGH4.5はどのような高速化 (最適化) が図られたのか?

[説明]
GGの機能を実現している構成要素には大きく分けて2つの種類があり,基本機能としてWindowsに任せる処理と,独自機能としてGGが行う処理があります.ログオンやアプリケーションの実行と言った処理は前者に当たり,この部分に関してはWindows側で実行されるため高速化 (最適化) を図ることは出来ません.通信プロトコルやクライアント機能を始めとするその他の処理は後者に当たり,この部分に関してはGG固有であるため高速化 (最適化) を図ることが出来ます.GGH4.5では,このGG固有の処理全般に関して高速化 (最適化) が図られました.主な実装内容は以下の通りです.

クライアントドライブ機能の再実装 (アーキテクチャの見直し+低速ディバイスの除外など)
クライアントプリンタ機能の再実装 (アーキテクチャの見直し+プリンタ構成の並行処理など)
プロトコルの最適化 (データ送受信の自動最適化)
グラフィックエンジンの最適化 (描画命令のバッチ処理,ウインドウ描画の最適化)
アプリケーション起動の高速化 (メモリ管理の最適化)

ログオン時にはクライアント側のディスクやプリンタを全てチェックする必要があるため,特に上記1および2の再実装によりログオン処理 (GG固有の処理部分) のパフォーマンスが大幅に向上しました.

ファイル

KGTN2013011601.pdf (64.5 KB) kitasp 技術センター, 2013/01/16 13:08